DP工法
この工法の最大の特徴は削孔時の排土が発生しない事です。削孔時に削孔土を孔壁に押し付けることで排土が発生せず、更に孔壁の地質条件が改良され、横方向の摩擦力が得られます。
ソイルメック社は施工時に必要な押込み力を軽減できるツール”TCT (Traction Compacting Tool = 引抜き小型化ツール)”を開発し特許を取得しました。ツールの引抜き時に置き換えの工程が行われますので、これにより機械の小型化あるいは用途の拡大を可能にします。
<特長>
・排土の発生を最小限に抑えます。
・低振動・低騒音
・安定液を必要としません。(軟弱地盤含む)
・LDP/CFA工法よりも高い支持力を得られます。
・コンクリート量を削減できます。
・中型削孔リグで使用可能です。
<技術データ>
・ディスクレパイル削孔径:300-800mm
・TCTパイル削孔径:400-800mm
・削孔深度:18-32.5m(削孔径/地質による)
工法の手順
1. 削孔します。
2. ツールの引き抜きと同時に、ツール中央の中空パイプを通じてコンクリートを打設します。
3. 鉄筋籠を投入し杭を補強します。